公益社団法人中部圏不動産流通機構の平成28年10月期における月例速報マーケットウォッチによると、愛知県及び中部圏において、昨年度から今年度前半まで膨らんでいた100~200㎡土地の月次在庫が、平成28年6月以降、前年比マイナスが続いており、徐々にそのマイナス幅が大きくなってきている。
同じく100~200㎡の土地の新規登録件数については、平成28年3月以降マイナスが続いている。
また新築戸建住宅の月次在庫状況が、平成28年6月から、中部圏で月次前年度比30%~約44%上昇、愛知県では約38~50%程度上昇しており、前年は月次でマイナスから一ケタ台で推移していた状況からみて、急激に在庫が膨らんでいる状況のようである。
中部圏での個人住宅向けの市場は、おそらく平成28年3~6月辺りから、転換期を迎えている可能性がみられる。