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不動産鑑定・コンサルティング・情報分析 ハイビックス株式会社
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世界のファンドマネーが日本の不動産市場へ流入しているようである。今年における大型の不動産取引としては、4月に「みなとみらいセンタービル」(横浜市西区)や、6月に「ギンザシックス」(東京都銀座)などの海外ファンドの取得案件がみられる。
5~10年前では大都市圏中心部の大型ビルの取引利回りは約5%前後だったのが、最近の取引利回りは約3%前後となり取引は過熱状況である。世界的な低金利も原因の一つとして不動産市況を後押ししているようである。
日本の各種資産運用機関でも、流動性のリスクはあるが、株式取引等にくらべ収益が安定的で利回りが高いことから、運用する資産ポートフォリオの組み合わせもその比率に変化が生じているようである。
商業不動産の高騰は世界的な傾向であるが、消費者物価の伸びがまだまだ弱いため、今後の動きには十分慎重に見極めていかなければならいない。