弊所では、法改正に対応する証券化スキームを提案し、SPC・ファンド形態に合わせた適切な管理手法をトータルで支援いたします。ストラクチャード・ファイナンスの目的として設立されるSPC・ファンドは資産流動化・証券化のためのビークル(器)にすぎないため、管理・運営の代行者が必要となってきます。
弊所では会計のスペシャリストとして提携会社等を通じて、以下のような業務支援をしております。
- SPC・ファンドの管理サポート
- SPC・ファンドの各種報告書作成提出・管理
- SPC・ファンド銀行口座の開設・維持管理
- 定期的キャッシュフロー・チェック
- 諸経費の支払管理
- 社債・ローン元本償還・利払い日の管理
- ビークル別決算スケジュール
- 投資家用の財務諸表と会計報告書作成
- アモチゼーションのチェック業務
- SPCの売却・清算に関する出口戦略コンサルティング 取締役・監査役等の派遣
PFIとは、Private Finance Initiative(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)の略で、民間の資金、経営能力及び技術能力を活用して公共施設等の建設・管理運営維持等を行う公共事業を実施するための手法のことです。
PFI事業には主に以下3つのタイプがあります。
独立採算型 |
民間事業者が資金調達し、施設を建設し、管理運営を行い、利用者からの料金徴収により、資金を回収する。公共団体は事業許可を与えるのみで、建設・運営リスクは民間事業者が負担する。 |
サービス提供型 |
民間事業者が資金調達し、施設を建設し、管理運営を行い、公共団体は民間事業者からのサービスを購入する事業の主体となる。事業リスクは民間事業者が負うが、コストは公共団体からの支払いによって回収する。 |
公共JV型 |
官民双方からの資金を用いて、施設を建設し、管理運営を行うが、民間事業者が事業を主導し、コスト回収が困難となっても、事前の入札条件等により官民の役割分担を明確にし事業を推進する。 |
弊所では、PFI事業スキームに合わせ、入札参加者の事業資金計画の採算計算から入札後の事業運営の会計・税務サポートをいたします。また、入札仕様作成、参加民間事業者の財務分析等を含めた技術・知識の提供を前提とする公共団体とのコンサルティング契約を結ぶことも可能です。