名古屋駅周辺のビル開発は一段落して開発は栄地区周辺に移っているが、ホテルの建設でも相変わらず名古屋駅、栄周辺で活況である。2020年までに建設予定のホテルは約20か所以上、客室で約4000室程度となるが、まだまだ需要はありそうだ。
なかでも新規の8割以上はてごろなビジネスホテルが占めるが、企業のエグゼクティブや裕福な外国人の長期滞在利用が見込めるアッパークラスやラグジュアリーホテルは東京や大阪などに比べて極端に少ない。最近では2017年10月開業の名古屋プリンスホテルスカイタワーなどにとどまる。ラグジュアリーホテルの参入のしにくさや、名古屋市内での大規模な土地の確保がリニア中央新幹線関連の再開発で難しいという特有の事情が考えられる。
今後さらに増加することが予測される訪日外国人(インバウンド)のニーズなどに対応するために、ホテル不足(特にラグジュアリーホテル)を解消して宿泊観光地として魅力的なまちづくりを期待したい。
※名称やオープン時期等については計画であり変更される可能性があります。