最近地方でのPFI(民間資金を活用した社会資本整備)事業が広がりを見せるようになり、それに合わせて金融機関の融資参画が活発となってきている。
PFIは公共施設の建設・運営・維持管理を民間企業に任せて、民間活力を通して公共サービスを提供できるようにする仕組みである。主に金融機関から資金を調達して、ゼネコンが中心となって特定目的会社(SPC)を設立し、その特定目的会社が自治体に代わって運営・遂行する。最近のPFI事業としては、産業廃棄物施設処理、火葬場、保育園などがある。
PFIでは、金融機関が特定目的会社に融資するが、一般企業の融資に比較してリスクが小さいことから、全国的にもPFIは活用の余地が大きく、今後の金融機関の新たなビジネスチャンスにつながる可能性が高いものとみられる。