法務省より全国の登記所備付地図電子データが公開されました。

【法務省 地図データのＧ空間情報センターを介した一般公開について】令和6年4月15日

1.      概要

• 不動産登記法（平成１６年法律第１２３号）第１４条第１項及び第４項に規定する地図及び地図に準ずる図面に係る電子データです。
• データの形式は加工が可能な地図ＸＭＬフォーマットです。
• 更新後の電子データは、令和６年２月時点の地図データを抽出した情報です。
• ダウンロードはG空間情報センターより行います。利用するにはユーザー登録が必要です。
  Ｇ空間情報センターのホームページはこちら

2.      利用方法

・すでに座標変換が済んだ地域のデータのみを抽出したものをシェープファイル形式、およびGeoJSONファイル形式にて公開しています。

・まだ座標変換の済んでない地域は「任意座標系」として地図XMLフォーマットで提供されます。

・地図XMLフォーマットを直接読み込むことのできないGISソフトの場合、データ変換が必要です。

[オンライン地図上で閲覧する方法]

• サグリ株式会社（地番検索くん）→使いやすいと思いました。
• 株式会社ジオロニア（登記所備付地図データ用 XML Viewe） → コンバート機能付きで便利です。
• ガンマソフト株式会社（公図ビューア for 登記所備付地図データ） → 任意座標系の変換ができるのが便利です。

[変換プログラム]

• デジタル庁のツール「登記所備付地図データ（地図XML形式）変換コンバータ」 → WindowsでのPython実行環境の設定に少し手間取りました。
• フリーソフト「SIMA・地籍フォーマット2000・法務省地図XML⇒GIS」 → Excelベースで多機能です。

[上記以外の方法]

私は個人的に「QGIS」にプラグイン「MOJXML Loader」をインストールして変換する方法が一番便利だと思いました。

↑詳しい使い方は株式会社MIERUNEのブログ「QGISで法務省の登記所備付地図データを読み込む方法」を参照してください。